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導入から運用まで
導入から運用まで

第1部テレビ会議導入検討編その3.テレビ会議のデモンストレーション3【多地点会議】

第1部導入検討編

その3.テレビ会議のデモンストレーション3【多地点会議】

*このコンテンツには連載当時(2007~2009年)のままの情報が含まれます。ご注意ください。

曽我蔵くん

曽我蔵(そがくら)くんは、テレビ会議システムのリプレイスを検討中のお客様に、デモンストレーションを行っている。回線スピードによる品質の違いや、リモコン、マイク、モニター、PC画像を高画質で送受信するXGA機能などについて、説明してきた。

多地点接続は、内蔵多地点接続機能またはMUCで構成

お客様
「今後の展開として4拠点同時接続の構成を考えているのですが、どんな感じになるんでしょうか?」
曽我蔵くん
「それではこれから、4拠点を同時接続するとどんな風に見えるのか、どんな風に操作するのかをご覧いただきます。 大阪支店との接続は一度切断して、4拠点のひとつとしてもう一度参加してもらいましょう」

小川さんに接続を切ることを告げてから、曽我蔵(そがくら)くんはリモコンを操作した。そして、「4拠点接続を行う前に……」と言葉を続ける。

曽我蔵くん
「4拠点接続を行う前に、多拠点接続の機器構成をご説明しておきますね。構成は2つあげられます。
1つ目は、内蔵多地点接続機能を利用する構成です。親拠点となる端末の中にバーチャルな会議室を作り、そこに他の拠点端末が入るイメージですね。
現在メーカーから出ている製品では、自拠点を含めて最大8拠点接続が可能です」
内蔵多地点接続イメージ
曽我蔵くん
「もう1つは、多地点接続専用機(MCU)を利用する構成です。バーチャルな会議室を作る専用の機器(MCU)を導入いただき、そのポート数の分だけテレビ会議端末が同時接続できます。
たとえば24ポートあるMCUの場合は、24端末同時接続が可能ですし、 パーティションで区切って、10拠点・6拠点・5拠点・3拠点という多地点会議を同時に開催することもできます」
多地点接続サーバーでの接続イメージ
参考リンク
曽我蔵くん
「本日はMCUは利用せず、テレビ会議端末の内蔵多地点接続機能を使って4拠点接続を行います。
接続方法は、先ほど大阪支店をつないだ時と同じです。リモコンからアドレス帳ボタンを押し、あらかじめ設定しておいた4拠点接続のアドレスを選択するだけです。4拠点接続のアドレス帳も誰でも簡単に作成できます。
それでは接続してみます」

端末オプション内蔵多地点接続

お客様
「えっ、こんなに簡単なの!?
さっきの大阪支店を呼び出した時と同じなんですね」
曽我蔵くん
「はい。若干オペレーションは必要なのですが、アドレス帳から選択 → 4拠点会議アドレスを選ぶ → 発信 という3ステップで簡単に接続できます。
画面の表示もメーカーによって様々ですが、1つの拠点だけを映し続けたり、話をしている拠点ごとに切り替えたり、接続している全拠点を映し出したりと、状況に応じて表示を選択できます」

曽我蔵(そがくら)くんはリモコンを操作して画面表示を切り替えた。お客様がふむふむとうなずいているのをみて、そろそろデモのまとめに入ることにした。

最新システムを理解したうえで、テレビ会議の目的を改めて考えることがポイント

曽我蔵くん
「以上でデモは終了です。皆様が理想とされているテレビ会議システムのイメージを体験・体感していただきましが、何かご質問はございますか?」
お客様
「ありがとう。今日のデモのおかげで、最新のテレビ会議システムが理解できたと思います。
今後の課題として、我々は何を考えなければいけませんか?」
曽我蔵くん

「そうですね、ではもう一度初期段階に立ち返って、この5つの項目について考えてみてください。

テレビ会議を使って何をしたいのか。何を見せたいのか

テレビ会議を使って何拠点のミーティングを行うのか

テレビ会議を使ってどの拠点に何人参加するのか

テレビ会議をどんな場所に、どんな風に設置したいのか

テレビ会議ではISDN回線やIP回線など、どの回線を使用するのか

この内容がはっきり決まっていれば、機器の構成やお見積はすぐに提出できます」

お客様
「なるほど。弊社があげている要望は、この項目をほとんど満たしているみたいですね。
どんな場所に、どんな風にとありますが、これはどういうことですか?」
曽我蔵くん
「テレビ会議システムを、特定の場所に固定させて利用するなら問題はありませんが、たとえば会議の規模に合わせて様々な部屋に移動して使いたいならば、可動式ラックを導入した方が移動が楽になります。
また、マイクもカメラも増設が可能ですので、参加者ひとりひとりにマイクが必要と思われる環境ならば、参加者分の個人用マイクとミキサーを用意しなければいけません」
お客様
「なるほど、わかりました。
弊社では、4拠点ともテレビ会議システムは固定設置すると思います。それで見積を出してもらえますか?」
曽我蔵くん
「はい、ありがとうございます。 さっそく構成案とお見積を作成させていただきます」

無事にデモが終了し、明るい表情で帰っていくお客様をお見送りしながら、曽我蔵(そがくら)くんはようやく緊張を解いた。ほうっとため息が出る。

曽我蔵くん
「しまった。ため息って、円滑に仕事を進める障害になるんだっけ?」

でも、こういうため息ならいいんじゃないかなと、曽我蔵(そがくら)くんもまた機嫌よく席に戻っていった。
浮かれるあまりデモルームの片づけを忘れ、川崎さんに叱られるのはまた別の話になる。

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