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テレビ会議用語集H.460.18/H.460.19

H.460.18/H.460.19

H.323システムにおいて長く懸案であったNAT/ファイウォール越え問題を解決するため、2005年9月に制定されたITU-T標準で、H.460.18はシグナリングのNAT/ファイウォール越えを、H.460.19はメディア信号のNAT/ファイウォール越えを規定している。
H.323システムで、NAT/ファイウォールを越える通信をしようとすると、次のような問題がある。

一般にNATの外側から内側に向けて接続することはできない。

ネットワーク管理者は外に開くアドレス、ポート番号、プロトコルをできるだけ制限したい。

H.323端末では、通信の都度設定しうるダイナミック・ポート番号を用いる。

これに対処するため、NAT/ファイウォールの外側にTS (Traversal Server)を置き、これを通じて
  H.323通信を可能とするのがH.460.18/19ソリューションである。TSは、シグナリング接続のためのゲー
  トキーパ、シグナリング変換のためのゲートウェイ、メディア信号を中継するためのサーバーから成る。

H.460.18/19ソリューションの骨子は、次の通りである。

端末装置とTSの間で、持続的双方向コネクションを確立し、介在するNATの振る舞いを判断する。この
  制御チャネルにはUDP RASチャネル(送受信とも同一ポート番号)を用いる。

コネクション持続のため定期的にKeep-Aliveパケットを送る。

端末とTS間の通信は、一つのポートに全ての制御信号を、もう一つのポートに全てのメディア信号を多重
  化する場合とH.323が定義するように個々のポートを用いる場合の両方に対応する。

メディア情報伝送のためのRTP/RTCPは、送受信とも同一のポート番号ペアを使用する。

メディア情報の多重化のためUDPヘッダとRTPヘッダの間に4バイトの識別フィールドを挿入する。

端末の実装は、H.460.18/19クライアント機能を一体化したH.323端末の形と、既存のH.323端末はその
  ままでクライアント機能をプロクシとして外付けする形がある。

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