テレビ会議なるほど情報
Avaya SCOPIA Elite MCU
【徹底検証】Avaya 多地点接続サーバ「SCOPIA Elite MCU」シリーズ 《前編》
会議コントロール方法をご紹介!

テレビ会議システムを2拠点以上接続させる方法として「多地点接続サーバ」を利用するケースがあります。多地点接続サーバは通称「MCU(Multi-point Control Unit)」と呼ばれていますが、MCUで【どんな事ができるのか?】【どんな設定ができるのか?】【運用・管理方法はどうすれば良いのか?】という疑問をお持ちの方は少なくありません。テレビ会議システムで多地点接続をおこなう方法としていちばんポピュラーなインフラ製品ではありますが、スペックや価格は分かっても「コントロール方法」や「どんな設定ができるのか?」などの運用面に関する資料はあまり世間に出回っていませんよね。今回の「テレビ会議 なるほど情報」ではテレビ会議メーカー「Avaya:アバイア」のMCU【Avaya SCOPIA Elit】シリーズの操作方法や運用方法を《前編》で解説。また来月は《後編》として「SCOPIA Elite」の強みでもある【マルチデバイス接続】方法まで徹底検証してみたいと思います!

MCUでいちばん肝心なのは「管理コントロール」機能です! SCOPIA Management
Avaya SCOPIA Elite MCU

まずAvaya SCOPIA Elite MCUシリーズのラインアップ及び簡易スペックとなります。こちらのスペック表はAvaya SCOPIA Elite6000シリーズ全5モデルの簡易スペック表となります。それぞれのモデルで接続数が異なってきますが、MCUでは全ての会議室や登録された端末を管理したり、監視したり、設定したりと、社内に導入されているテレビ会議製品をコントロールしなければいけません。通常、テレビ会議やMCUを管理・運用される情報システム部や総務部でコントロールされる場合が多いのですがAvaya SCOPIA Elit MCUでは、MCUで行う会議予約や設定、利用状態などを管理する為のアプリケーション「SCOPIA Managegement」という管理アプリを利用します。実はこの「MCU管理アプリケーション」がどれだけ【便利に使えるか!?】によって「トラブルのないテレビ会議運用」また「テレビ会議管理者の業務負担軽減」さらに「ユーザニーズの向上」につながります。では早速MCU管理アプリケーション「Avaya SCOPIA Management」を検証してみましょう!

直感的に管理・運用が行えるGUI
Avaya SCOPIA Elite MCU

【ダッシュボード】
SCOPIA Managementに管理者権限でログインすると、まず初めに「ダッシュボード」が表示されます。こちらのページでは現在MCUで行われている会議数と会議タイトルの表示、参加人数(拠点数)、右側で表示されているのは現在のMCUリソース表示になります。上記画面ですと「710612:インスタント会議」という会議が1つだけ開催されていて「4拠点接続」されています。右側のMCUリソースを見ると、MCU全体から見て「13%」のリソースを消費している事が確認できます。

Avaya SCOPIA Elite MCU

画面左の「ID」をクリックしますと、「710612」の会議室にどの拠点が接続しているのかが確認できます。このコントロール画面で「710612」会議室コントロールができます。マイクミュートを行ったり、接続拠点を切断したりと遠隔でMCU上で開催されている多地点接続会議を管理できます。

Avaya SCOPIA Elite MCU

さらに「表示」ボタンから、接続画面のレイアウト変更が行なえます。Avaya SCOPIA Elite MCUの場合「25パターン」の画面分割変更が行なえます。

Avaya SCOPIA Elite MCU

【会議】
こちらの画面では「現在」「過去」「今後」の会議状況が確認できます。こちらの画面で確認しているのは「2017/03/10」に「7112345678:インスタント会議」にて「大阪にあるエンドポイント(テレビ会議端末)」と「東京に設置しているMCU」が「1Mbps」の通信帯域で「1分」接続した、ということがわかります。(ちなみに私、VTVジャパン:営業企画/小山がテストした会議なんですけども・・・。) また会議予約もこちらの画面から設定・予約します。会議予約方法は下の動画内で説明させて頂きます。

Avaya SCOPIA Elite MCU

【エンドポイント】
こちらはMCUに登録されているテレビ会議システムの登録状況が一覧で表示されます。「GateKeeper(ゲートキーパー)」と呼ばれており、テレビ会議に設定したIPアドレスを「ダイヤル情報」という【短縮番号】で登録、管理します。

Avaya SCOPIA Elite MCU

【デバイス】
こちらはMCUに登録されているインフラ機器(デバイス)を設定・管理する画面になります。この画面、VTVジャパン社内のインフラ機器構成になりますが、ISDN(電話回線)からMCU会議室に入るための「ISDNゲートウェイ」やパソコンやタブレットからMCU会議に参加するためのサーバ「SCOPIA DeskTopサーバ」等が表示されています。

Avaya SCOPIA Elite MCU

【レポート】
こちらはMCUで開催された会議のレポート機能になります。期間設定してレポート生成すると【設定した期間中】に【どんな会議】が【どれだけ開催されたか】、また【会議の所要時間】や【会議平均時間】などのレポートを見ることができます。またこのレポート情報をpdfで保存できますので、MCUを導入してからの「費用対効果」や「テレビ会議利用頻度」なども計測できます。

Avaya SCOPIA Elite MCU

【設定】
こちらはMCUで開催される会議の詳細設定をおこなう画面です。例えば「営業会議室」という会議室を作り【画面分割は?】【通信帯域は?】【カメラ解像度は?】等の設定を行います。

実際にAvaya SCOPIA Managementを動画で体感!

では実際にVTVジャパンに設置している「Avaya SCOPIA Elite」のMCU管理アプリケーション「Avaya SCOPIA Management」の操作画面を動画で体感して頂きます。

※動画再生時間は5分06秒です。

如何でしたでしょうか? なかなかMCUの操作や設定画面を見る機会も少ないとは思いますが、VTVジャパンにご来社頂ければMCUを含むテレビ会議製品全般をご体感頂けますので、テレビ会議の多地点接続を行いたい、MCUって何?、いま使っているMCUを見直し・再検討してみたい等、MCUに関する疑問・質問、デモンストレーションまで、是非VTVジャパンへお問い合わせ願います。

■VTVジャパンが運営するAvaya情報サイト

www.vcsolution.jp

■VTVジャパンが運営するMCUサイト

www.h323.jp

【徹底検証】Avaya 多地点接続サーバ「SCOPIA Elite MCU」シリーズ 《前編》会議コントロール方法をご紹介!

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