テレビ会議ワンポイント活用術

4月、新しい期を迎え新入社員も入社しリフレッシュした気分になりますが、コロナ禍以降、会議室では稼働率が低くなった「テレビ会議システム」がまだ設置されている状況の企業様も多くいらっしゃると思います。せっかくのビジネスコミュニケーションツールですし、何とか今までの様に活用できる方法は無いのかなぁ~?

確かにテレビ会議よりオンライン会議が主流になって、ZoomやMicrosoft Teamsを使った会議やコミュニケーションツールが活発に使われているよね。

今まで使っていた「テレビ会議システム」や多地点接続サーバー「MCU」の利用頻度も下がって、パソコンにUSBデバイスを拡張して複数人で会議出席するオンライン会議のスタイルが定着している様な気がするね。

武居、確かにお客様の声を聴いていても、テレビ会議システムの稼働率が減っているという事は良く聞くけど、遠隔地にいる社員や仕入れ先さん、お客さんとの会議頻度は上昇傾向にあるわな。

そーよね、今までずっと使っていた会議室に設置しているテレビ会議システムを、ZoomやMicrosoft Teamsといったオンライン会議のデバイスとして活用できないの? 森田さん?

実は、ちょっと工夫すれば活用できる方法はあるんや。じゃぁ、会議室にあるテレビ会議システムがオンライン会議でも使える「活用術」をちょっと紹介してみよか?

おー! ありがたい! 森田さん、よろしくお願いします!

まず1つ目
CVIを使ってテレビ会議システムと「Microsoft Teams」を接続する方法

先に「CVI」を説明しとくわな。マイクロソフトのホームページには「クラウド ビデオ相互運用性 (Microsoft Cloud Video Interop=CVI) 」と書かれているんやけど簡単に説明すると、テレビ会議システム(H.323/SIP)とMicrosoft Teamsが連携できるソリューションの事なんや。テレビ会議システム(H.323/SIP)が接続できるクラウドサービスから提供されていて、接続イメージとしてはこんな感じになるんや。

Pexip serviceBlueJeansなどのクラウドサービスに加入し、テレビ会議システムを同時接続で何台Teams会議にアクセス可能にするか?のCVIライセンスが必要なんやけど、例えばPexip serviceを契約してテレビ会議システム1台をTeams会議に参加する方法として、上記図のような経路でテレビ会議システムがTeamsの会議に参加できるって仕組みになるわけや。CVIはテレビ会議システムとMicrosoft Teamsとの「GateWay(ゲートウェイ)サービス」と言い換えてもエエんちゃうかな。

なるほど~、これは便利だね。Microsoft Teamsで開催されるオンライン会議の部屋にテレビ会議システムが参加する、ってイメージなのね!

せやな、では2つ目はZoomの場合
カンファレンスルームコネクタ―を使って「Zoom」と接続する方法

これはご存じの方も多いかと思うんやけど、Zoomのライセンスサービスのひとつとして「カンファレンスルームコネクタ―」というオプションライセンスがあるんや。VTVジャパンからは「Conference Room Connector VTV edition」というオプション名でご提供させていただいているんやけど、テレビ会議システム(H.323/SIP)1台につき1ライセンス必要で、有償のZoomサービスで使えるオプションなんや。Zoomの管理者画面からテレビ会議システム(H.323/SIP)の登録設定を行うとパソコンユーザーと同じく、アドレス帳に表示され、クリックひとつでテレビ会議システム(H.323/SIP)と接続できるわけや。こちらはZoomの管理者画面でテレビ会議システム(H.323/SIP)がレジストされている状態の画面。

他にもテレビ会議システムにグローバルIPが設定されていて、インターネット接続できる環境が作れれば、Zoomで会議スケジュールした際に表示されるこの項目・・・

テレビ会議システム(H.323)で接続する際の接続先IPアドレスとパスコード・ミーティングIDをテレビ会議システムのリモコンから入力すれば、Zoomの会議へ接続できるんや。

なるほどー! こんな使い方もできるんですね!

最後の3つ目は、テレビ会議システムの活用術では無いんやけど・・・
Roomsにリプレイスする

もちろん予算などの兼ね合いもあるんやけど、テレビ会議システムの稼働率が下がって保守サービスの更新をストップし、テレビ会議システムが壊れるまで使う!って企業さんが多いと思うんやけど「壊れたらどうするか?!」を具体的にイメージしている管理者さんは少ないと思うねんな。オンライン会議をTeamsで運用している場合は「Teams Rooms」、Zoomで運用している場合は「Zoom Rooms」がリプレイス対象になってくると思われる。テレビ会議システムと違って、接続(会議)相手のデバイスがパソコンになる場合が多いので、各Roomsは1台からでも導入が可能なんやな。テレビ会議システムの場合は接続(会議)相手もテレビ会議システムでないとダメだったから、最低2台は必要やったけどね。

VTVジャパンはTeams Rooms・Zoom Roomsのマルチベンダーだから、さまざまなメーカーのRoomsがご提供できるんや。詳しくはVTVジャパンのホームページをチェックしてな!

www.vtv.co.jp

www.vtv.co.jp

なるほど、オンライン会議がコミュニケーションの軸になった今だからこそ、会議室から会議参加利用するデバイスもRoomsにチェンジした方が、費用対効果や業務効率化が見込めるってワケね。

森田さん、ありがとうございます! テレビ会議システムも工夫次第でまだまだ色々な活用法がありそうですね!

豚肉の活用法は「カツよぉ~~~~!」

「ほーぉ!」

何・・・? 意気投合しちゃってるし(汗)

新年度、これからもVTVジャパンメールニュースの応援をヨロシクお願いいたします!
登場人物紹介

\そろそろ整理を始めよう!/ 会議室にあるテレビ会議システム「これからどうする?運用Tips」

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