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【Lync ユーザー必見!】Lyncとテレビ会議を接続!
3rd Generation 次世代型MCU Pexip(ペクシプ)とは!

1964年、ニューヨーク万博開催中にAT&Tが世界初のテレビ電話を発表してから約50年。当時から思えば、テレビ会議業界は凄まじい技術進歩を遂げ進化し続けています。ISDNの電話回線接続からIP化へ、解像度も4Kという高解像度でのテレビ会議を実現できる時代になりました。

そこで注目したいのが、現在テレビ会議業界のトレンドとは?今後どのような仕組みが定番化されていくのか?です。

世代別に見るテレビ会議の仕組み

世代別、という考え方をすると、現在テレビ会議業界は「第3世代目」に突入!と考えられます。テレビ会議専用端末を見れば、もっと細かく世代分けができると思いますが、テレビ会議全体の仕組みで考えると外せないのが「多地点接続サーバ:MCU」の存在です。

1st Generation

上の図でもお分かりの通り、テレビ会議は3拠点以上の接続を行う際、多地点接続サーバ(MCU)を利用して複数拠点を接続します。Web会議の場合は多地点接続であろうが、1:1接続であろうがWeb会議サーバを経由して接続されます。この1世代目の構成としてテレビ会議の多地点接続はアプライアンス(テレビ会議専用)サーバが必要で、テレビ会議・Web会議の混在接続は出来ませんでした。

2nd Generation

2世代目のソリューションになると、テレビ会議専用機とパソコン(Web会議)を混在接続できるようになりました。接続形態はテレビ会議専用機は従来通りMCUに接続し、パソコン参加のユーザーは専用アプリケーションをインストールしてPC端末接続用のサーバへアクセスし、MCUの会議室に入るという経路でビジュアルコミュニケーションを可能にしました。

また時代の流れとともに、スマートフォンやタブレットといったデバイスもPC端末接続サーバ経由で混在接続が可能になりました。
ただし、ゲートウェイ的なアプライアンスサーバ等を追加しなければならず、サーバの台数が1世代目よりも多くなってしまうという懸念も伺えます。

3rd Generation

そして現在、3世代目のソリューションとなると、まずアプライアンスサーバの姿が無くなり、仮想サーバ上にソフトウェアで提供される【ソフトウェアMCU】を利用した多地点接続が標準化されようとしています。【マルチデバイス接続機能】も実装されており、会議参加ユーザーは自分が会議に参加するデバイスを自分の情況にあわせて自由に選択できます。パソコン端末参加者は専用のソフトウェアを必要とせず、「WebRTC」というインターネットブラウザだけを利用した会議参加が可能となります。またUC(ユニファイドコミュニケーション)プラットフォームに代表されるマイクロソフト社の「Lync」も同じ会議にシームレス参加する事ができます。

前書きが長くなりましたが、この3世代目のソリューションをVTVジャパンでは【Pexip:ペクシプ】という製品を用いて、皆様へご提供させて頂いております。

それでは【次世代型MCU:Pexip】のコンセプトと製品レビューを動画を交えながらご紹介させて頂きます。

次世代型MCU:Pexip

Peixp(ペクシプ)は、テレビ会議、音声会議、資料共有等、企業や教育機関のさまざまなシーンにおいて必要とされる機能を提供する「ソフトウェアベースの次世代型多地点会議ソリューション」です。
今までのアプライアンス多地点接続サーバとはまったく異なる概念で設計され、年間契約ライセンス提供で接続ポート(接続数)をご契約いただけます。1単位から接続ポートの追加や削減が行えますので、随時バランスの取れた多地点テレビ会議接続が行えます。それではPexipの基本機器構成を見て行きましょう。

80ポート利用構成
  • 【仮想サーバ上で稼働する次世代型ソフトウェアMCU】

    Peixpは、VM(Virtual Machine :仮想サーバ)上で稼働するソフトウェアタイプのコミュニケーションプラットフォームです。従来のように多地点接続(MCU)アプライアンスサーバ等を準備する必要はありません。既にVM環境をお持ちの場合、年間ライセンスをご契約頂くだけで、すぐにご利用頂く事ができます。

  • 【クラスタリング構成を組む事により、多数のメリットが生まれる】

    複数のVMサーバにPexipをインストールすることで、サーバにかかる負荷を軽減することができます。また、ネットワークへの負荷も分散することができます。冗長化としてもご利用頂けるので、BCP対策にも適しています。クラスタリングを組む事により、1つの大きなMCUとして機能させることもできます。

  • 【ライセンスを分散して運用】

    クラスタリング構成で仮想サーバをご利用頂く際、接続ポートライセンスを分散してインストールする事が可能です。上図の構成ですと、80ポートライセンスを4つのVMサーバへ分散して運用するイメージになります。ライセンスは1ポート単位の年間契約ですので、同時接続数の拡張・縮小が容易に行えます。

  • 【マルチデバイス混在接続】

    テレビ会議専用機、パソコン、スマートフォン、タブレットなどの異なるデバイス同士の混在接続が可能です。またパソコンユーザーは専用ソフトをインストールする必要は無く「WebRTC」という技術を用いてウェブブラウザだけでご利用頂けます。

  • 【予約ナシ! バーチャル会議室ナシ! フレキシブルな多地点会議】

    Peixpは「会議を予約する」や「バーチャル会議室を設定する」といった従来のMCU発想とは違い、【今日は自分の所にみんな集まれ!】や【明日はAさんの所に集合!】のように、個人が持っている部屋に集まるといったコンセプトで多地点会議を行います。予約がいっぱいでテレビ会議ができない等の機会損出が軽減されます。

  • 【マイクロソフト Lync:UCプラットフォームからの接続も可能】

    ビジネスシーンにおいて超メジャーとなった「マイクロソフト Lync」。しかし、テレビ会議専用機との接続やLyncがインストールされていないパソコンユーザーとの接続は至難の業。PexipはLyncとその他デバイスとのゲートウェイ的役割も果たし、シームレスにLyncユーザーとマルチデバイス接続を可能にします。

Pexip:3つのコンセプト!

この様にPexipは アプライアンスサーバーを必要とせず VM環境で構築でき 年間ポートライセンス契約で どんなデバイスでも会議に参加でき 予約なしのアドホックな会議形態を提供し UCプラットフォームとも連携できる 次世代型MCUと言えます。コンセプトをまとめると「3つのキーワード」に集約することができます。

この3つのコンセプトのうち、たぶん皆様が一番気になる【3:Available/利用性】にフォーカスして動画を3本ご用意させて頂きました。

A:WebRTCを利用したパソコン参加の接続
B:テレビ会議専用機(H.323端末)とパソコン(WebRTC)との混在接続
C:マイクロソフト Lyncを利用してテレビ会議専用機(H.323端末)+PC(WebRTC)との3種混在接続

接続方法ですが分かりやすいように、私 VTVジャパン:営業企画/小山(おやま)の部屋(会議室)に集合するという仮定で4拠点接続を行う様子をご体感ください。

A:WebRTCを利用したパソコン参加の接続
B:テレビ会議専用機(H.323端末)とパソコン(WebRTC)との混在接続
C:Lyncを利用してテレビ会議専用機(H.323端末)+PC(WebRTC)との3種混在接続

如何でしたでしょうか?次世代型MCU「Pexip」。従来のテレビ会議・Web会議多地点接続概念の根本を一掃し、新しいタイプのテレビ会議多地点サーバとして注目を浴びています。現在ご利用しているテレビ会議専用端末も資産として活かしながら、高価な多地点接続サーバ(MCU)を導入せずとも、ソフトウェア提供でVM環境稼働の多地点接続、また年間ライセンス契約で稼働状況に沿った構築が可能。しかもマルチデバイス接続やLync接続といった異ソリューション混在接続も柔軟に対応するアーキテクチャです。
本製品「Pexip:ペクシプ」にご興味・ご質問等御座いましたら、下記バナーよりお問い合わせ願います。 

【Lync ユーザー必見!】Lyncとテレビ会議を接続! 3rd Generation 次世代型MCU Pexip(ペクシプ)とは!

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