会議室のレイアウトが変わるたびに、マイクの設定変更に時間と手間がかかる
オンライン会議のお悩み

そのたびにシーリングマイクの集音範囲も再設定する必要がありますが、設定は管理用の操作画面から行うため、管理者の対応が毎回必要になります。突発的な設定変更依頼により、会議直前に対応するなど、運用負担は小さくありません。
集音範囲を変更せずに利用すると音が集音できず音が悪くなることもあります。
会議参加者が会議室のレイアウト変更を簡単にできる方法はありませんか。
【原因】シーリングマイクの特性と運用方法のミスマッチ
このような運用負担が生まれている背景には、シーリングマイクの特性と実際の運用方法がマッチしていないことに原因があります。
シーリングマイクは、集音したい範囲をあらかじめ設定することで、ノイズの少ないクリアな音声を収音できる高性能な機器です。そのため本来は、レイアウトが固定している会議室での利用に適しています。
しかし今回の運用では、打ち合わせのスタイルや人数によってレイアウトが変化するため、都度、集音範囲も変更する必要が生じます。
この特性が、「マイク設定が追いつかない」「音が拾えない」といった問題を引き起こす原因のひとつとなっています。
シーリングマイクの多くは、複数の集音範囲設定を登録しておくことが可能です。しかし、それを切り替えるにはメーカーが提供する管理用の操作画面にアクセスし、設定を変更する必要があります。
この操作はある程度の知識を持った管理者が行うものであり、会議参加者自身では切り替えることができません。
結果として、設定変更のたびに管理者へ依頼が集中し、特定の担当者に作業負担が偏る状況が常態化しているのです。
シーリングマイクの特性については下記コンテンツもご参照ください。
【解決案】だれでも簡単にトラブルなく設定変更ができる「切替スイッチ」の活用
登録した集音範囲を呼び出すための音響機器用の制御卓をタッチパネルなどで開発することで、会議参加者がマイクの設定を切り替えることが可能になりますが、タッチパネルの構築はコストが高額になりがちで、集音範囲の切り替えのためだけに導入するにはハードルが高いのが現実です。
そこで当社では、ボタンを押すだけの簡単操作でシステムを制御できる切替スイッチ「VTV Smart Switch(VSS)」を開発しました。
設定を切り替えることに特化することでコストを大幅に抑え、操作も非常にシンプル。会議室に設置すれば、誰でも簡単にシーリングマイクの集音範囲を切り替えることが可能になります。VTV Smart Switchは、あらかじめ登録された複数のマイク設定を、現場のユーザーがボタンひとつで切り替えられる仕組みを提供します。
Web画面にログインする必要はなく、会議の状況に応じて、参加者自身が最適な設定を選択できます。
このVTV Smart Switchをご利用いただくことで、抱えていた問題・課題を解消し、以下のようなメリットも得られます。
- 管理者の対応負担を大幅に軽減
- 会議直前のトラブルを防止
- レイアウト変更にも柔軟に対応
VTV Smart Switchは、シーリングマイクの集音範囲の切り替えだけでなく、オンライン会議ツールの切り替えやカメラシステムの制御などにも対応でき、自社の運用に沿ったボタンの追加が可能です。
VTV Smart Switchについての詳細は下記もご参照ください。
【おすすめソリューション】切替スイッチとAVシステムのご紹介
VTV Smart Switchはさまざまな映像・音声機器との組み合わせてその機能を簡単に切り替えられることができます。VTV Smart Switchと連携実績のある映像・音声機器の一部をご紹介しています。
オーディオプロセッサー
Shure IntelliMix P300
高性能なIntelliMix DSPアルゴリズムを搭載したMXA920用オーディオプロセッサーです。Shure独自のアルゴリズムで会議の音質を改善します。

カメラ制御ボックス
AVer MT-300
CAM520Pro3の管理・制御を行う専用ボックスです。IntelliMix P300と連携して話者追尾機能を制御します。

USB切替スイッチャー
Lightware UCX-4×2-HC40
USB・HDMIの入出力に対応するユニバーサルスイッチャーで、本パッケージ内のハブとしてスムーズな切り替えを実現します。
ご希望の運用方法によってAVシステムの構成は異なりますので、まずはご相談ください。
よくある質問
- 社内ユーザーが操作しても問題ありませんか。専門知識は必要ですか。
- はい、VTV Smart Switchは直感的なボタン操作だけで設定を切り替えられるため、専門知識がなくても安心してお使いいただけます。
- ボタンのデザインや機能は自由にカスタマイズできますか。
- はい。運用内容に合わせてボタンラベルや機能の割り当てをカスタマイズ可能です。
- VTV Smart Switchだけ導入しても使えますか。他に必要な機器はありますか。
- 基本的には対象のAV機器(例:シーリングマイク、カメラ、スイッチャー等)との連携が前提となります。既存設備の状況に応じて必要機器は異なりますので、ご相談ください。
- シーリングマイク以外の機器も制御できますか。
- はい。VTV Smart Switchは、オンライン会議ツールの起動、カメラのプリセット呼び出し、音声プロセッサーの設定切り替えなどにも対応可能です。
- パートナーとして顧客に提案する場合、デモへの参加や資料提供は可能ですか。
- はい、パートナー企業様と顧客企業様がご一緒にデモに参加いただくことも可能です。弊社の営業担当が製品説明からヒアリング、提案まで一貫して対応いたしますので、安心してお任せください。営業同行にも対応しており、提案に必要な資料のご提供も行っております。