重要会議で役員の声が聞き取りづらい… その会議環境が生産性を下げています!
重要な会議の場で、「声が小さくて聞き取りづらい」と感じたことはありませんか?特にオンライン会議では、発言者によって声量に差があり十分に集音できないケースもあります。しかし、そのまま会議を進めると重要な発言を聞き逃し、生産性低下につながる場合もあります。
そこでおすすめしたいのがグースネックマイクです。グースネックマイクは、発言者の口元近くで音声を集音できるため、声量に左右されにくく、重要会議でも安定した集音が可能です。本記事では、グースネックマイクを活用したオンライン会議向けの会議室構成例を3パターン紹介します。
集音品質を高めるおすすめ会議室設備の構成例「松竹梅」
【会議室構成例:梅】マイクスピーカーYVC-1000 + グースネックマイク
マイクスピーカーYVC-1000にグースネックマイクを連携し、音声品質を改善する構成
「梅」の音声改善の構成例は人気のヤマハYVC-1000にグースネックマイクを外部マイクとして接続する方法です。
梅の構成例(上図1枚目参照)では、Web会議を行うPCにマイクスピーカーYVC-1000(画像②)とカメラ(画像③)、ディスプレイをつなぎます。そして、YVC-1000の外部マイクとして利用可能なオーディオテクニカ製ワイヤレスマイクシステム(画像①)の受信機をYVC-1000に接続します。グースネックマイクはワイヤレスで接続されます(画像3枚目参照)。モニター手前側はYVC-1000のマイク(画像②)を利用し、モニター奥側や声が小さいなど集音しづらい話者の前にグースネックマイクを設置することで、重要会議でも確実に話者の声を集音できます。
YVC-1000をすでに利用している場合は、既存の機器を活かして、シンプルでコストを抑えたシステム構築が可能です。
- YVC-1000をすでに使っている場合、イニシャルコスト(初期導入費)が低い
- 短期間で運用スタートできる
- 他の会議室でも利用可
- 音響システム不要でシンプルな構成で運用できる
- 利用できるメーカー・製品や台数に制限がある
- 音声設定などに制限がある
YVC-1000を利用することで、最低限の機材(受信機とグースネックマイク)だけでグースネックマイクでの構成が可能になります。しかしYVC-1000の外部マイクとして利用可能なメーカー・製品に限られ、使用できる台数にも制限があるため(ワイヤレスグースネックマイクは最大4本まで)、梅の構成は小~中規模程度の会議室での利用に向いています。重要会議などでの利用の際は、上座(マイクから遠い席)に座る人や声の小さい人の音声を集音するなど、一部のユーザーの利用に限定するなど補助的な利用となるため、参加者全員の音声を確実に集音する場合は、この後の松・竹の構成がおすすめです。
マイクスピーカーYVC-1000 + グースネックマイクの構成例に掲載された製品
ヤマハのマイクスピーカーYVC-1000は、グースネックマイクだけでなく、ハンドマイクや外部スピーカーとも接続して拡張することができます。詳細は以下コンテンツをご参照ください。
【会議室構成例:竹】DSPミキサー + グースネックマイク
DSPミキサーを活用して中~大規模会議でも安定した集音を実現する構成
「竹」の音声改善の構成例は、DSPミキサーとワイヤレスグースネックマイクを組み合わせ、中~大規模会議室でも安定した音声品質を実現する構成です。
「竹」の構成例(上図1枚目参照)では、DSPミキサーを中心に、、音響システム(画像①)、シーリングスピーカー(画像②)、PTZカメラ(画像③)、ディスプレイなどを接続します。機器は会議室に常設され、Web会議を行う際は、ミキサーから出ている接続ケーブルをPCにつなぐだけで、会議室内のマイクやカメラ、スピーカーとつながります(画像3枚目参照)。
DSPミキサーを利用することで、複数マイク利用時の音量調整やハウリング抑制を行いやすく、多人数会議でも聞き取りやすい音声環境を構築できます。
本構成のグースネックマイク(画像①)は赤外線通信方式(画像①のトランシーバー)で接続されるため、電波の少ない安定した音声伝送を実現できます。また、多数のマイクを接続する運用にも対応しているので、中~大規模会議室や役員会議室など、発言を確実に集音したい会議室に適した構成です。
- DSPミキサーを利用することで、複数マイク利用時でも安定して品質の良い音声環境を構築できる
- マイク構成は数百台にも対応し、中~大規模会議室でも構成しやすい
- 参加者ごとにマイクを用意できるので、どの席の発言者の声も確実に集音できる
- 役員会議や重要会議など、発言を聞き逃したくない会議に適している
- ワイヤレス構成のため、会議室レイアウト変更にも対応しやすい
- 会議室設備を常設化でき、接続用PCをつなぐだけですぐにWeb会議を開始できる
- 梅構成と比較すると、導入コストが高くなる
- DSPミキサーの設定や音声調整には専門知識が必要
- 機器点数が増えるため、設計や構築の難易度が上がる
DSPミキサーを利用することで、複数のグースネックマイクを利用する場合でも、音量調整やハウリング抑制を行いやすく、多人数会議でも聞き取りやすい音声環境を構築できます。
機器構成や調達、設置は専門業者に依頼する必要があります。弊社では提案から設置、音声の細かな設定や調整まで、すべて対応いたしますので専門知識がなくても問題ありません。
グースネックマイク導入により、音声品質の向上に加え議事録作成の効率化にも成功したユーザー事例をご紹介していますのでご参考ください。
高品質な音声環境を構築できる「竹」の構成は、中~大規模程度の品質を求められる会議(役員会議)などに適しています。
PC + 置き型マイク + オーディオプロセッサーの構成例に掲載された製品
【会議室構成例:松】DSPオーディオプロセッサー + グースネックマイク
会議スタイルに応じてマイク・カメラを最適制御する構成
「松」の音声改善の構成例は、グースネックマイクとシーリングマイク、PTZカメラを組み合わせ、オンライン会議や役員会議をより快適に運用できる統合AVシステム構成です。
「松」の構成例(上図1枚目参照)では、音響はグースネックマイク(画像①)とシーリングマイク(画像②)を併用し、スピーカー(画像③)も天井取り付け型を選択、DSPオーディオプロセッサー(画像⑥)で音響機器の設定・調整を行います。複数のマイクやカメラを利用した環境でも、より高度な音声制御や映像連携を行いやすい点が特長です。映像はシーリングマイクで集音された音声をデータ化しカメラ(画像④)側に受け渡すことで話者を自動追尾します。Microsoft Teams Rooms(画像⑤)でTeams会議を行う他、オフライン会議やBYOMモードでZoomやWebexなどのさまざまなオフライン会議ツールでの会議など、どの会議スタイルでも会議室の音響・映像システムが活用できます。多様化する会議スタイルに応じてマイクやカメラの設定を、制御スイッチ(画像⑦)で切り替えることで、利用シーンに合わせた柔軟な運用が可能になります。
役員会議室や重要会議室など、音声品質だけでなく、会議運用や映像連携まで重視したい会議室に適した構成です。
- DSPオーディオプロセッサーを利用することで、複数マイク環境でも音声を細かく調整し、より安定した音声品質を実現できる
- グースネックマイクとシーリングマイクを組み合わせることで、集音品質と会議運用を両立できる
- シーリングマイクの集音データを利用し、発言者に合わせたカメラ自動追尾を行える
- Teams Rooms、BYOD、オフライン会議など、会議スタイルに応じた柔軟な運用ができる
- 役員会議室や重要会議室など、音声品質だけでなく映像連携や会議運用まで重視したい会議に適している
- 竹構成と比較すると、導入コストが高くなる
- DSPオーディオプロセッサーやカメラ連携など、より高度な設定や調整が必要
- 機器点数がさらに増えるため、設計・構成の複雑さが増す
DSPオーディオプロセッサーを利用することで、DSPミキサーよりも複数機器を組み合わせた環境で細かな音声制御や映像連携を行いやすく、より快適な会議環境を構築できます。発言者に合わせてカメラが自動追尾するため、リモート参加者は誰が話しているか把握しやすく、会議室側もカメラ操作を行う必要がありません。また、シーリングスピーカーから相手の声を均一に出力できるため、会議中の聞き取りづらさやストレスも軽減できます。
さらに、会議スタイルごとに必要な設定は制御スイッチから利用者が簡単に切り替え操作ができるため、管理者による設定変更が不要です。Teams Roomsによる会議予約・接続にも対応し、PC持ち込みWeb会議(BYOD)によるWeb会議やオフライン会議でも会議室設備を活用できます。
DSPオーディオプロセッサーとグースネックマイクを組み合わせて導入したユーザー事例もご参照ください。
DSPオーディオプロセッサー + グースネックマイクの構成例に掲載された製品
会議室インテグレーションでより良いオンライン会議環境を構築
上記でご紹介した音声改善のための構築例の他、VTVジャパンではさまざまな規模や利用用途に対応する会議室向けのAV設備のインテグレーションをご提案いたします。
弊社では現地調査に伺い、お客様の会議室環境、音声の問題・課題を把握したうえで改善するための提案を行っております。
オンライン会議での音声のトラブルを抱えているご担当者様は是非お気軽にご相談ください。
- グースネックマイクとは何ですか?
- グースネックマイクとは、細長いアーム部分を自由に曲げて利用できるマイクです。発言者の口元近くへ設置できるため、役員会議や重要会議など、発言を確実に集音したい環境で利用されます。
- DSPオーディオプロセッサーとDSPミキサーの違いは何ですか?
- DSPミキサーは、複数のマイク音声をまとめ、音量調整やハウリング抑制などを行う音声調整機器です。多人数会議でマイク本数が多い場合でも、安定した音声環境を構築しやすくなります。
一方、DSPオーディオプロセッサーは、音声調整に加えて、マイク・スピーカー・カメラ・Teams Roomsなど複数機器との連携や制御に対応しやすい機器です。音声品質の向上だけでなく、話者に合わせたカメラ自動追尾や会議スタイルに応じた設定切替など、会議室全体を統合的に運用したい場合に適しています。
- グースネックマイクは何台まで利用できますか?
- 構成する会議システムによって異なりますが、中~大規模会議室向け製品では数百台など多数のマイクを接続できるシステムもあります。







































