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YVC-1000にハンドマイクやスピーカーを接続して音声を拡張する方法

YVC-1000の音声拡張は純正オプションだけじゃない

オンライン会議の用途が広がる「外部デバイスとの連携」について解説

YVC-1000を拡張するメリットとは?

YVC-1000は最大5台までオプションの卓上マイクを追加することができますが、YVC-1000の背面にある端子を利用して、さらにハンドマイクやスピーカーなどの外部デバイスを拡張することができます。

外部デバイスを連携することで得られるメリットは、低コストで手軽に大規模スペースなどに対応できること、会議やイベントなどの運用において用途の幅が広がることなどが挙げられます。

外部デバイスを拡張した利用例
  • イベントや研修などで、司会者や講演者の専用マイクとして
  • イベントや研修などで、参加者の質疑応答に利用
  • オプションマイクでは集音しきれない場合の追加マイクとして
  • 声が小さくYVC-1000専用マイクでは会話が集音しづらいユーザー向けに
  • YVC-1000のスピーカーではスペック不足な広いスペースでの音声出力の強化に
  • ハンドマイクで集音した音声を自拠点のスピーカーで拡張したい
  • AVシステムの導入は高価なため、YVC-1000を活用して手軽で安価に音声拡張をしたい

YVC-1000に接続できる外部デバイス

接続できるデバイスは「ハンドマイク(有線・無線)」「無線ピンマイク」「外部スピーカー」があります。利用用途に適したデバイスを選択します。

ハンドマイク(有線) ハンドマイク(無線) 無線ピンマイク 外部スピーカー
ハンドマイク(有線) ハンドマイク(無線) 無線ピンマイク 外部スピーカー

2台まで接続可能(マイク感度「-54.0±6.0 dBV / Pa」を満たす)
3台以上はミキサーが必要

2台まで接続可能(マイクレベル/ラインレベル共に可)

2台まで接続可能

アンプ内蔵スピーカーを2台まで接続可能

  • 音質が良い
  • 接続するケーブル長で移動範囲が制限される
  • ケーブルを気にせず利用できる
  • 周波数混信による音声不具合
  • 電池の交換など運用管理が必要
  • マイクを気にせずに話すことができる
  • スペックによっては集音範囲が狭く、取り付け位置に注意が必要
  • 音声出力の拡大
  • 設置スペースが必要
マイクの位置が固定される会議やイベント向き 話者が移動したり、複数人がマイクを利用する会議やイベント向き 作業など両手を使用する会議やイベント向き 広い会議室や研修室・イベント会場向き

YVC1000との動作確認済みのマイク・スピーカー(ヤマハ社)

動作確認済 必要なオーディオケーブル
有線ハンドマイク

ヤマハ:DM-105 / DM-305

「RCA(プラグ)⇔XLR(ホール)」のオーディオケーブル
例:オーディオテクニカ ATL417A/3.0、カナレ電気 RC05-X1

※ 詳細はお問い合わせください

オーディオテクニカ:PRO41

Shure:SM58

無線マイクシステム

ゼンハイザー:XSW 1-825-JB

オーディオテクニカ:ATW-1102

スピーカー

ヤマハ:STAGEPAS 1K mkII / STAGEPAS 400BT

「RCA(プラグ)⇔XLR(ピン)」のオーディオケーブル
例:オーディオテクニカ ATL415A/3.0、カナレ電気 RC05-X2

※ 詳細はお問い合わせください

VTVジャパンで貸出可能なデバイス

弊社が、購入検討中のお客様を対象に貸出可能なデバイスは以下です。貸出は法人様に限らせていただきます。台数に限りがあるため貸出状況によってはすぐに対応できない場合があります。
記載されていない製品をご希望の際はお問い合わせください。

メーカー 製品名
ヤマハ マイクスピーカー:YVC-1000

【マイクスピーカー】
YVC-1000

ヤマハ ハンドマイク(有線):DM-105

【ハンドマイク(有線)】
DM-105 (YVC-1000との接続ケーブル付き)

ゼンハイザー ハンドマイク(無線)システム:XSW 1-825-JB

【ハンドマイク(無線)システム】
XSW 1-825-JB (YVC-1000との接続ケーブル付き)

YVC-1000に外部デバイスを連携する際に必要なモノとは

外部デバイスを利用するには、外部デバイスとYVC-1000を繋ぐケーブルが必要になります。YVC-1000側の端子はマイクもスピーカーもRCAです。マイク側はXLR、スピーカー側の端子は利用するデバイスによるので、適したケーブルを用意します。

RCA端子

YVC-1000に外部デバイスを接続するための設定方法

外部マイクの設定方法

ハンドマイク(有線・無線)や無線ピンマイクなどの外部マイクを利用するには、YVC-1000の設定を変更する必要があります。設定変更はヤマハが提供する「YVC-1000 Configurator」というアプリケーションで行います。

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YVC-1000 Configuratorはヤマハサイトの以下URLの「ファームウェア・ソフトウェア」よりダウンロードできます。

有線ハンドマイクの設定方法は以下の動画をご参照ください。

外部マイクの接続方法についてはヤマハサイトでもマニュアルが提供されていますので併せてご参照ください。

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有線・無線のハンドマイクの接続手順をご紹介しています。

外部マイクとYVC-1000専用マイクの同期・非同期方法

YVC-1000に外部マイクを接続した際、初期設定で外部マイクと専用マイクのミュート・解除は同期された状態です。外部マイクと専用拡張マイクを非同期で利用したい場合は、YVC-1000 Configuratorで設定を非同期に変更する必要があります。設定方法は以下のFAQサイトをご参照ください。

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YVC-1000の専用マイク(卓上マイク)とハンドマイクなどの外部マイクを同期・非同期させる方法を解説します。

外部スピーカーの設定方法

外部スピーカーを利用するには、YVC-1000本体で設定を変更する必要があります。設定方法は以下の動画をご参照ください。

事例と構成図でみるYVC-1000の外部デバイス拡張

実際に弊社で提案し導入に至ったお客様のYVC-1000の拡張事例を構成図とともにご紹介します。

有線ハンドマイク導入事例司会者の音声を拡声したい

A社では役員会議室にYVC-1000を設置し、専用マイクを複数台連結して利用していました。司会者がモニター側に着席して進行していましたが、離れた席にいる参加者と遠隔から参加している参加者には司会者の声が小さく聞こえづらいため、毎回司会者は大きな声で発言しなければならないというお悩みをお持ちでした。

そこで現在利用しているYVC-1000へのハンドマイクによる拡張をご提案しました。YVC-1000の標準マイクやオプションマイクでは自拠点の音声は拡声できませんが、ハンドマイクを利用することで拡声が可能になります。そのため、司会者の音声を同じ会議室内の参加者にもクリアに届けることができます。また司会者は移動することもないため有線のハンドマイクを利用することで、低コストでの導入が可能です。

検証用の貸出機で自拠点内で司会者の声が拡声されてよく聞こえるようになったこと、また他の拠点にも司会者の声がクリアに聞こえるようになったことが決め手となり導入となりました。

有線ハンドマイク導入事例・構成図

有線ハンドマイク導入事例・構成図

ワイヤレスハンドマイク導入事例研修の質疑応答のときにケーブルを気にせず使いたい

B社では講師のいる本社のメイン会場と支社を繋いだオンライン研修を行っていました。本社会場ではYVC-1000の専用マイクを1台は講師用とし、4台は参加者の声を集音するために配置していました。しかし、講師以外の会場の環境音や参加者の会話など雑音を集音してしまったり、質疑応答時にマイクから遠い席の参加者の声を集音できないなど、発言者の声が聞き取りづらいという問題を抱えていました。

そこでYVC-1000にハンドマイクを接続して、本社会場の発言者の声だけを集音する方法をご提案しました。ハンドマイクには有線と無線がありますが、講師が移動したり本社会場の参加者にもマイクを渡す可能性があることをふまえ、ケーブルを気にせずに受け渡しのできるワイヤレスマイクであれば抱えている問題を解決できると考えました。

早速貸出可能な検証機を使って実環境でお試しいただき、問題が改善されることを確認でき導入に至りました。導入後は質疑応答時の参加者の声だけを集音できるようになったことと、ハンドマイクの音声をYVC-1000のスピーカーから拡声できることで、以前と比べて話者の声が格段に聞き取りやすくなり、研修でのやり取りがスムーズになりました。

ワイヤレスハンドマイク導入事例・構成図

ワイヤレスハンドマイク導入事例・構成図

外部スピーカー導入事例大規模スペースでの音声のスペック不足を低コストで解消したい

C社の役員会議室では、接続先の音声の聞こえづらさに悩んでいました。YVC-1000本体の音量を上げれば離れた席の人にも聞こえるのですが、YVC-1000の近くに着席する人には音が大きすぎるため音量調整に頭を悩ませていました。

YVC-1000にはスピーカーの純正オプションがないことから、AVシステムの導入も検討しましたが想定以上にコストがかかるため、他によい方法はないか同社よりご相談いただきました。そこで外部スピーカーを接続する提案をしました。現在モニター前に設置しているYVC-1000内蔵のスピーカーに加え、部屋の中央付近に2台のスピーカーを設置することで後ろの席にも相手拠点の音を拡声することができます。併せて他拠点側でも社長の会話が聞き取りづらいとの声があったため、上座に座る社長専用のハンドマイクもご提案しました。

既存のYVC-1000に必要な機材を追加することで、コストパフォーマンスよく音声を拡張できると判断し導入が決定しました。導入後、本社・役員会議室と他拠点のどちらの参加者からも相手拠点の声が格段に聞きやすくなり会議に集中できるようになったとご評価いただきました。

外部スピーカー導入事例・構成図

外部スピーカー導入事例・構成図

YVC-1000を外部デバイスで拡張するときの注意点

ここでもう一度、YVC-1000を外部デバイスと接続する際におさえておきたいポイントをご紹介します。外部接続する機器を選択する際は、こちらのリストをご参照ください。

拡張時の注意点
  • 外部マイクの音は自拠点のスピーカーから拡声されるが、専用マイク(卓上マイク)から集音した音は自拠点スピーカーから拡声されないため、使い方に注意。

    ※ 専用マイクで集音した音は相手拠点にのみ届く

  • 有線ハンドマイクはケーブル長に制限があるなどデバイスの特性を把握したうえで、利用シーンに対応する最適なマイクシステムを選択すること。
  • 広いスペースでの利用時は、集音だけでなく後ろまで音が聞こえているのかにも配慮すること

まとめ

YVC-1000に外部デバイスを接続することで、さまざまな利用用途に応じた音声拡張が簡単・低コストに実現できます。手軽にオンライン会議の音響を拡張したいとお考えのユーザー様には、外部デバイスの活用がおすすめです。YVC-1000+外部デバイスのご提案も行っておりますので、ご検討の際はお気軽にご相談ください。

また、弊社ではYVC-1000を始めオンライン会議に役立つ周辺機器を取りそろえた周辺機器ECサイトを運営しております。弊社ECサイトからご購入いただいた製品に関するお問い合わせや修理対応も承っております。またこのサイトからいつでも見積書をダウンロードいただけます。
オンライン会議の周辺機器をお探しのユーザー様はぜひECサイトをご活用ください。

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マイクスピーカーYamaha YVC-1000マニュアル解説
Yamaha YVC-1000の外部デバイス拡張に関するよくある質問
YVC-1000にハンドマイクは何台まで接続できますか。
2台まで接続できます。接続できるハンドマイクの種類やおすすめの製品の詳細は「YVC-1000に接続できる外部デバイス」をご覧ください。
YVC-1000に拡張するハンドマイクを事前に借りて試すことはできますか。
弊社で提案・導入実績のあるハンドマイクを導入前にお試しいただけます。詳細については「VTVジャパンで貸出可能な製品」をご確認のうえ、お問い合わせください。
ヤマハマイクスピーカーYVCシリーズFAQ