Teams・Googleテレビ会議連携

Microsoft TeamsやGoogle Meetの利用が増えるとともに、以前からオフィスの会議室で利用されていたテレビ会議システムとこれらのサービスを接続する方法はないかといったご相談をいただくようになりました。
Microsoft TeamsやGoogle Meetは既存のテレビ会議システムとそのままでは接続できない
「通信プロトコル」が異なるため、Microsoft TeamsやGoogle Meetの会議に、テレビ会議システム(H.323やSIPに対応した専用機)からそのまま参加することはできません。テレビ会議システムの通信プロトコルを変換してMicrosoft TeamsやGoogle Meetの会議への参加を可能にするゲートウェイライセンスと呼ばれるサービスを利用する必要があります。
その中でも特に需要が多い、Microsoft Teams会議への接続に特化したライセンスがMicrosoft CVI(クラウドビデオ相互運用性)です。リモートからオフィスに社員が戻り、Microsoft Teamsで行われる会議に会議室から複数人で参加したいといったニーズが出始めた現在、 Microsoft CVIは既存資産を活かしコストを抑えながら、今までの運用を変えずに対応できるソリューションとして注目されています。
Google Meet向け連携ソリューションについては以下のページをご参照ください。
テレビ会議システムと新オフィスツールの連携運用を叶えるMicrosoft CVIライセンス

Pexip社のCVIを設定した例
Microsoft CVIライセンスは、購入後に自社のOffice365に連携設定を行うことで利用できるようになります。 設定後にOutlookからMicrosoft Teamsの会議を予約すると、会議情報にテレビ会議システムからの接続方法の案内が自動的に追記されるようになります。
*この作業は企業のOffice365の管理者がPowerShellを使って設定する必要があります。
テレビ会議システムから接続をすると、Microsoft CVIライセンスがテレビ会議システム(H.323/SIP)のプロトコルをMicrosoft Teamsのプロトコルに変換し、 Microsoft Teamsの会議へ接続します。

Microsoft CVIを利用したテレビ会議システムの接続イメージ
Microsoft CVIライセンス導入時の注意点
既存のテレビ会議システムを活かせる手段として注目されるMicrosoft CVIライセンスですが、以下の注意点もあります。
テレビ会議システムからの接続手順が煩雑
予約時にMicrosoft Teams会議の接続URLと会議IDが参加者宛に自動発行されますが、テレビ会議システムリモコンで手入力する必要があります。 URLは同じなのでアドレス帳に登録して手間を減らすことはできますが会議IDも数字で10桁もあり、入力ミスも起こしやすくなります。
徹底したライセンス管理が求められる
Microsoft CVIライセンスは契約数の上限を超えて接続することができてしまいます。
何度も契約条件を超えてしまうと、超過料金を請求される可能性があるため、契約数に応じた運用管理を行う必要があります。
Microsoft CVIライセンスのスムーズな運用をサポートするVBM for CVI
これらの問題点を解決するために、弊社ではVTV Booking Maker for CVI(以降、VBM for CVI)と組み合わせた運用をご提案しています。
VBM for CVIは弊社が開発した会議予約管理システム「VBMシリーズ」のプロダクトで、以下のような機能を提供します。
- スケジュールソフト(Outlookなど)との連携機能。
- 会議時間に予約されたテレビ会議システムをMicrosoft Teams会議へ自動接続。ユーザーは電源を入れて待つだけ。
- VBM for CVIはリアルタイムでCVIライセンス数を管理。予約数をオーバーすると、エラーメッセージが表示され、契約ライセンス数の超過予約を防止。
VBM for CVIの詳細は以下のページをご参照ください。
弊社では各社のMicrosoft CVIライセンスを取り扱っています。長年、さまざまなメーカーのテレビ会議製品・サービスを取り扱ってきた経験から、
お客様の既存システムや導入状況に合わせた最適なMicrosoft CVIライセンスをご紹介し、事前に接続テストも実施しています。
Microsoft CVIにご興味のある方は、デモンストレーションも実施していますのでお気軽にご相談ください。