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テレビ会議初心者ガイド
テレビ会議初心者ガイド

テレビ会議初心者ガイド18.標準化について-音声・映像符号化

18.標準化について-音声・映像符号化

G722やG.722.1、MPEG4 AAC-LDなど、音声・映像符号化方式について下記にまとめた。

※ 連載期間:2004年11月 ~ 2006年10月 *一部情報が連載当時のままのものがございます。ご了承ください。

H.323/H.320と音声・映像符号化の関係

H.323やH.320は、音声・映像方式・データ圧縮伸長方式などを定めたプロトコルを集めたもの。
音声・映像符号化は、H.323やH.320に含まれる。

H.323/H.320との関係

  • H.323やH.320は1つのプロトコルではなく、それぞれのネットワーク上でテレビ会議通信の音声や動画を送受信するためのプロトコルを集めたもの。
  • 音声・映像符号化は、H.323やH.320に含まれる。

音声符号化方式の一例

  • G.722(ITU-T勧告)
  • G.722.1(ITU-T勧告)
  • MPEG-4 AAC-LD(ISO/IEC標準)
    • ISO/IEC標準もITU-T勧告と同様に国際標準。

映像符号化方式の一例

  • H.261(ITU-T勧告)
  • H.263(ITU-T勧告)
H.320/H.323と映像・音声符号化の関係

符号化の表記の意味

数字や表記は、「圧縮率」と「きれいさ」の違い。数字大きくなるにつれて圧縮率が高くなり、きれいさが増す。

音声符号化の表記の意味

  • G.7xxやH.26xの部分は、数字大きくなるにつれて圧縮率が高くなり、きれいさが増す。
    圧縮率が高いということは、少ない帯域でよりクリアに聞こえ、滑らかな画像が見られるということ。
  • 近年テレビ会議システムの映像や音声がクリアになったのには、ブロードバンドの普及とともに、  プロトコルが進化したという理由もある。

主な音声符号化方式

標準 プロトコルの内容 成立時期 帯域(kbps) 音声品質レベル
G.711 電話音声のデジタル伝送のために開発され、アナログ伝送だけだった電話網にデジタル伝送が初めて導入された。 以来、電話網の基本速度は64kbps。 1972年 48、56、64 アナログ電話程度
G.728 アナログ電話帯域信号を16kbpsで符号化する。ISDNによるテレビ電話用の音声などに使用する目的で開発された。 1992年 16 アナログ電話程度
G.722 7kHzの広帯域信号を64kbpsで符号化する。7kHz帯域を4kHzを境にして低域と広域に分割し、各帯域信号に対する適応差分符号化を行う。 1988年 48、56、64 AMラジオ程度
G.722.1 7kHzの広帯域信号を32kbpsあるいは24kbpsで符号化。つまり、約半分のビットレートでG.722相当の品質を実現する。 1999年 24、32 AMラジオ程度
MPEG4 AAC-LD MPEG4 AACの低遅延符号化ツール。MP3よりも1.4倍ほど圧縮効率が高く、音質はほぼ同じ。 2000年 128 CD程度

主な映像符号化方式

標準 プロトコルの内容 成立時期 帯域
H.261 ISDNに対応したテレビ電話/テレビ会議用のデジタル映像圧縮符号化標準。 1990年 40kbps~2Mbps
H.263 H.261を改良し、アナログ電話網など低ビットレートの回線に対応したテレビ電話/テレビ会議用の映像圧縮符号化標準。 1996年 10kbps~2Mbps
H.263+ H.236の圧縮符号化効率、機能を拡張。 1998年 10kbps~2Mbps
H.264 動画データの圧縮符号化方式の標準の一つ。テレビ会議だけでなく、携帯電話のテレビ電話といった低速・低画質の用途から、ハイビジョンテレビ放送などの大容量・高画質の動画まで幅広い用途に用いられる。ISO(国際標準化機構)によって動画圧縮標準MPEG-4の一部(MPEG-4 Part 10 Advanced Video Coding)としても標準化されているため、一般的には「H.264/MPEG-4 AVC」「H.264/AVC」のように両者の呼称を併記する場合が多い。 2003年 10kbps~240Mbps程度
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