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第1回 Web会議とテレビ会議の違いとは?

Web会議とは

Web会議とは 「Web会議」とは、パソコンやタブレット、スマートフォンを使用して音声・映像(ビデオ)でやり取りするコミュニケーションツールです。ほとんどのWeb会議はデスクトップ共有といった資料共有はもちろん、チャット機能・プレゼンス確認機能などにも対応しています。
Web会議は個人のデスクや外出先・自宅からでも場所を選ばず手軽に利用できるツールなので、1対1での打ち合わせにはWeb会議、複数人での会議・打ち合わせにはテレビ会議といった参加人数や会議用途によって使い分ける企業もあります。

Web会議の仕組み:テレビ会議との違い

Web会議は、パソコンでソフトウェアコーデックを動作させ、サーバーを介して相手先端末と映像・音声データの送受信を行うシステムです。最初にサーバーへログインを行ってから接続が可能になる、クライアントサーバー型の接続形態を取っています。


対するテレビ会議は、電話と同じように、サーバーを介せず相手とダイレクトに接続するP to P (Point to Point)の接続形態を取ります。 Web会議では、サーバーが接続の管理を行い、クライアントから送信されてきた映像・音声データを必要な相手先へ振り分けて配信しています。その際サーバーでは、映像・音声の処理は行っておらず単に配信を行っており、分割画面時は分割数に応じたストリームがサーバーとクライアント間に発生します。

>> 【テレビ会議を導入するなら読んでおきたい!テレビ会議のしくみ】


【 Web会議システム vs テレビ会議システム 】
 
Web会議システム
テレビ会議システム
接続形態
サーバー&クライアント
Point to Point ( P to P )
2拠点接続

Web会議システム 2拠点接続

2地点接続でもサーバーを経由。
上下非対称通信

テレビ会議システム 2拠点接続
H.323に準拠していれば、メーカーが
異なっても接続が可能

複数拠点接続
Web会議システム 複数拠点接続
テレビ会議システム 複数拠点接続/小規模型
テレビ会議システム 複数拠点接続/大規模型
上りと下りで帯域が変わる

多地点接続時も、MCU(センター拠点)と
子拠点間はP to P接続、1ストリーム

その他

【Web会議の特長】
●システム
独自方式
一部Web会議と言いつつH.323に準拠のシステムもあるが、技術的には“P to P”接続
●帯域
上下非対称通信
画面の数に合わせたストリームが発生
●ログイン機能
相手と接続する前に、サーバーへのログインが必要
●アプリケーション共有
PCのアプリケーションを使ってデータ
共有ができる
●非同期
映像と音声の同期を取っていない
●エコキャンセラー
エコーキャンセラーを内蔵していないので、拡声を行なう場合は、外付けのエコーキャンセラーが必要

【IPネットワークへの動作条件】
●帯域
上下で映像・音声の処理容量×1.4の帯域が必要
●パケット遅延
機種によっても異なるが150ms以内の遅延
ジッタは35ms以内
●パケットロス
1%以内
●NAT, Firewall
H.323パケット通過させる仕組みが必要
(H.323プロキシー、H.460.18,19)
コーデックの種類

Web会議の話をする前に、映像・音声処理を行う機能について説明します。


データの流れ テレビ会議・Web会議ともに先ずは、カメラなどの映像機器およびマイクなどの音声機器からそれぞれのデータを取り込みます。次に取り込んだ、映像・音声データを符号化(エンコード)してネットワークを通じて相手先へ配信します。
そして最後に受取った相手がそれを元の映像・音声に復号(デコード)するという大まかにみると3つのプロセスになります。


それを双方向で行うことで、お互いのコミュニケーションが成立することとなります。ここで一番重要なのは、圧縮と復元の役割を担う機能になり、これがコーデックといわれるパーツです。


このエンコード・デコードを、専門の集積回路で行うコーデックをハードウェアコーデックと言い、ソフトウェアで行うコーデックをソフトウェアコーデックと言います。 テレビ会議、ビデオ会議と言われる専用のシステムは、ハードウェアコーデックを実装し、Web会議はソフトウェアコーデックを実装しています。


それぞれの比較は、以下の表を参考にしてください。

【コーデックの種類】
 
ソフトウェアコーデック
ハードウェアコーデック
特徴

CPUによる画像・音声処理
CPUの性能に依存、CPUのスピードが上ったことにより品質が改善

専用のDSPによる画像・音声処理
処理能力が高く、高品位で安定したデータの処理が可能

製品タイプ

PCタイプ
Web会議、PC会議

テレビ会議・ビデオ会議
・セットトップタイプ ・ルームタイプ
・デスクトップタイプ ・電話タイプ

使用用途

デスクトップ
一人ずつ多地点の打ち合わせ

会議室
グループ対グループの会議(テレビ電話を除く)

メリット

価格が安い、手軽に使うことが出来る、ホワイトボードなどのアプリケーション共有が可能、モバイル対応

安定性が高い、操作が簡単、起動が早い、壊れにくい、ウィルスに感染しない、エコーキャンセラーやリップシンクなどテレビ会議用途に最適化されている

デメリット

CPUの性能に依存。個人で使用するため、グループで使用する場合は拡張が必要

価格が高い、機器に汎用性がない
Web会議を行う準備

Web会議の準備最初にソフトウェアをパソコンにインストールする必要があります。その場合、専用ソフトをインストールする製品とブラウザのプラグインとしてインストールするタイプがあります。


次に、カメラと音声機器を用意します。カメラはWebカメラと言われるパソコンとUSBで接続するカメラ、音声はヘッドセット(ヘッドフォンとマイクのセット)か、スピーカーフォンと言われるエコーキャンセラー内蔵のマイクとスピーカーが一体になった機器が必要です。1拠点で複数人数が使用する時は、スピーカーフォンが必須となります。

Web会議の標準規格

Web会議の標準規格Web会議は、テレビ会議のようにP to Pで接続しない為、端末同士を直接接続する必要がありません。その為、テレビ会議で定めているような標準規格(H.323など)は、ありません。

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