Windows／AndroidのOSサポート終了に伴うTeams Rooms／Zoom Rooms製品のEOSについて

TeamsやZoomの会議に会議室から参加するための専用機として注目されるTeams Rooms/Zoom Roomsデバイスは、OS上で動作するファームウェアとアプリで構成されています。 OSベンダーが旧バージョンの更新やセキュリティパッチ提供を打ち切ると、必然的にRoomsの安定性や安全性に懸念が生じます。 また、デバイスメーカーごとに対応のタイミングや方針が異なるため、ユーザー企業は「いつまで使えるのか」を一元的に把握しづらい状況です。

• ファームウェアとOSの依存関係

Rooms端末のファームウェアは、OS上で動作するアプリケーションとして組み込まれています。 OSのサポートが打ち切られると、ファームウェアの安定稼働やセキュリティアップデート提供が難しくなります。

• メーカー対応のばらつき

WindowsやAndroidのOSのサポート終了後、Rooms端末のファームウェアのアップデートなどの対応方針は、デバイスメーカーごとに異なります。 デバイスの販売終了日やサポート終了日が製品ごとに異なったり、明確にならないためユーザー企業は「いつまで使えるか」を把握しづらく、 結果としてデバイス管理が煩雑になる恐れがあります。

OS のサポート終了は、単に「今後発表される新機能は利用できない」というだけでなく、セキュリティリスクの増大や業務効率悪化のリスクにもつながります。 管理者は以下のような事象にご注意ください。

安全かつ安定した会議運用を続けるためには、端末・OS それぞれのバージョン管理と情報収集が不可欠です。
状況に応じて以下のような対策をおすすめします。

脆弱性情報の定期チェック

JPCERT/CCや各OSベンダーなどが発信する、該当するセキュリティ情報を定期的にチェックする

OS／ハードウェアの版管理

導入端末ごとにOSバージョンとファームウェア版をリスト化し、サポート終了予定日を把握しておく

更新・買い替え計画の策定

自社のセキュリティポリシーや TCO（総所有コスト）を踏まえ、更新タイミングを計画する

将来的に上記のような状況が生まれることを把握できていれば、混乱することなく御社のポリシーに沿った運用が可能です。
ご不明点やサポートのご相談は、VTV ジャパンまでお気軽にお問い合わせください。