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導入事例
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Microsoft Teams Rooms導入事例:半導体メーカー様

Microsoft Teams Rooms導入事例:半導体メーカー様

テレビ会議システム+CVIで行っていたTeams会議を一新
Teamsの専用機導入と会議室設備のリプレイスで会議品質の向上を実現

Microsoft Teams Rooms導入事例:半導体メーカー様

既存システムのスペックが会議室の規模にあっておらず、オンライン・オフラインともに会議室での会議やイベントで不便を感じていた半導体メーカー様。

テレビ会議システムと会議室の映像・音響システムをTeamsの会議室向け専用機へリプレイスし、オンライン・オフラインともに快適な会議環境を実現した同社のオンライン会議活用事例をご紹介します。

会議室の規模に合わないテレビ会議と会議室設備をリプレイスしたい

浮上した問題・課題
  • 会議室に常設のシステムはテレビ会議専用機(H.323)のため、Teamsの会議参加時にはCVIを利用する必要がある
  • テレビ会議専用機のスペック不足で参加者が見づらい、会話が聞き取りにくいなどの問題も
  • 会議室が縦に長細く前方の会話が後方に聞こえづらいため、イベント時はポータブルスピーカーマイクを利用しなければならない

半導体メーカー様は、日常的に、オンライン・オフラインでの会議や社内イベントを行っていました。オンライン会議はテレビ会議システム(H.323)を利用しており、Microsoft Teamsの会議にもテレビ会議システムからCVI(Cloud Video Interop:Teamsへのゲートウェイ機能)を利用して参加していました。しかし、テレビ会議システムに搭載されているカメラやマイクなどのスペックがこの会議室の規模やレイアウトでは不足していたため、せっかく搭載されていたオートフレーミング機能が活かしきれず、接続先では誰が発言しているかわからない、音も聞きとりにくいという問題を抱えていました。また、オフラインでの利用時は、会議室前方の司会者や発表者の声が、後方の席まで届かず、持ち運びタイプのスピーカーとマイクを利用されていました。

会議やイベントのたびに使いづらさを感じていた同社は、会議室にある機材をより快適に利用できるよう、会議室に適したシステムや設備へのリプレイスを検討することになりました。

Teamsでの会議は使いやすく、オンライン・オフラインでもAVシステムを簡単に活用できる環境を

ご相談を受けた弊社担当は、同社へ現地調査とヒアリングを行いました。まずはご要望を伺ったところ、現在のテレビ会議システムの運用をやめてTeamsメインに移行したい、縦に細長く、前方と後方に距離がある同社の会議室に合ったオンライン・オフラインの両方に対応する映像・音響設備を導入したい、という回答をいただきました。実際の会議室を見てみると、前方と後方に距離があるため、前方以外に左右にもモニターが設置されており、これを活かした提案をすることになりました。
ご要望
  • 現在のテレビ会議システムの運用をやめてTeamsに移行したい
  • 縦に細長い会議室でも利用できる、オンライン・オフラインの両方に対応する映像・音響設備を導入したい

まず、オンライン会議のメインツールをTeamsに移行するにあたり、会議室向けTeams専用機の「Microsoft Teams Rooms」へのリプレイスを提案しました。これにより、今まではツールごとに異なっていた会議予約や接続方法が統一され、ユーザーにとって使いやすいオンライン会議環境を提供できます。

そして縦長の会議室でオンライン・オフライン共に最適な映像・音声環境を実現する方法として、マイクとスピーカー天井に埋め込み、音響システムとカメラシステムを連動させる方法を提案しました。今回提案した音響システムはボイスリフトに対応しており、前方のマイクで集音した音声は後方のスピーカーから、後方のマイクで集音した音声は前方のスピーカーから最適な音量で拡声するので、どの席から発言しても音声を参加者全員に届けることができます。

映像はカメラシステムを音響システムと連動させ、話者の音声から位置を検知してカメラの向きを切り替える話者追尾機能を取り入れることで、オンライン会議で発言している人の映像が自動で相手拠点に配信されます。

上記の仕組みをベースに、カメラの台数や映像切り替えの操作方法などをいくつかのパターンで提案し、実機デモで品質や使い勝手を確認いただきました。同社で検討を重ねた結果、会議室での会議やイベントを行うのに一番ストレスのないソリューションを選択されました。

ソリューションのポイント
  • 【専用機リプレイス】Teams移行にともないテレビ会議+CVIの運用からMicrosoft Teams Roomsでの運用に変更
    • オンライン会議ツールをTeamsに一本化することで、予約や接続方法も統一されユーザーにとって使いやすい環境に
    • 専用機からの会議参加が、タッチコントローラーからワンタップで可能に
  • 【音響・映像システムの導入】特有のレイアウトの会議室に適応するシステム導入と環境整備
    • マイクやスピーカーを天井付けにすることで、ケーブルレスでセッティングも不要
    • 音響システムのボイスリフト機能を活用。前方の会話をマイクが集音して後方のスピーカーから拡声、その逆へも対応
    • カメラは会議室内3か所に取り付け、どの席にいる参加者も映し出すことを可能に
    • カメラシステムを音響システムと連動させ、話者の音声を検知して話者の映像を映し出す機能を採用

導入システム

  • Microsoft Teams Rooms:Lenovo ThinkSmart Core + Controller
  • オーディオプロセッサー:Shure IntelliMix P300
  • シーリングマイク:Shure MXA920
  • シーリングスピーカー:Yamaha VXC4W
  • カメラ:Lumens VC-R30
  • 音響・映像システム一式:音声追尾プロセッサー、スイッチ、アンプ、操作卓など

カメラ:Lumens VC-R30

Lumens VC-R30

音響・映像システム一式

音響・映像システム一式

機材構成イメージ

Microsoft Teams Rooms導入事例:半導体メーカー様構成図

会議室の造りによる使い勝手の悪さが改善され、どの席にいても話者の声がクリアに

導入効果
  • 会議室からTeamsの会議に簡単に参加できるようになった
  • オンライン会議時のセッティングが簡素化され、準備時間が短縮された
  • オンライン・オフラインとも、どの席にいても話者の声がよく聞こえるようになった
  • オンライン・オフラインとも、マイクを気にせずに発言ができるようになった
  • オンライン会議時、話者の映像が自動で表示され誰が話しているか分かるようになった
運用が始まり同社のご担当者に利用状況をお尋ねしたところ、「どこの席にいても話者の声が良く聞こえるようになった」「話者の映像が映るようになり、誰が話しているのかが分かり表情も読み取れるようになった」「会議前の準備が簡素化され、準備時間が短縮された」とお話しいただきました。また、今回のソリューションで会議室整備の効果を実感された同社から、他の会議室についてもご相談をいただいており、会議室環境整備に向けて取り組みを進めていく予定です。

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