アスペクト比
英語表記はAspect Ratioである。再生映像の高さに対する幅の比率をいう。アナログテレビジョン放送に代表されるSDTVは、アスペクト比が4対3(横が4で、縦が3)、地上デジタル放送に代表されるHDTVは、アスペクト比が16対9(横が16で、縦が9)である。よって、SDTVよりHDTVのほうが横長画面になっている。
画面を構成する個々の画素についてもアスペクト比が定義され、同じく画素の高さに対する幅の比を画素アスペクト比(Pel Aspect Ratio)という。HDTVでは1対1で正方形であることからsquare pixelと呼ばれ、走査線525本のSDTVでは8対9で縦長の長方形になっている。PC系の表示画面(VGA、SVGAほか)はsquare pixelである。
オンライン会議ラボ・第3回
なぜオンライン会議に映像が必要なのかを解説するとともに、規模や用途が異なる会議室に合ったカメラ選びのポイントをご紹介します。
監修・執筆者紹介

大久保 榮
元VTVジャパン株式会社 技術戦略アドバイザー 博士(工学,早稲田大学), IEEE Fellow