DVDビデオ [読み方:でぃゔぃでぃびでお]
DVDはDigital Versatile Discの略。映像を記録する場合、SDTVが対象で、日米などNTSCの国では水平720画素×垂直480画素、インタレースの映像形式(=D1端子相当)を用い、ヨーロッパなどPALの国では水平720画素x垂直576画素、インタレースの映像形式を用いる。映像符号化はディジタル放送の場合と同じMPEG-2である。NTSCの場合、画素数の縦横比は3対2だが、画面上においてアスペクト比4対3で再生するか、16対9で再生するかは、番組ソフト側であらかじめ設定してある。ワイドテレビで4対3のコンテンツを表示することは番組ソフト側では考慮していないので、プレイヤかモニタで横に黒いバーをつけるなどの操作(ピラーボックスという)をおこなう。4対3のテレビでアスペクト比16対9のコンテンツを表示する場合は、レターボックスといわれる、上下に黒いバーをつけて表示されることが多い。なお、DVD解像度は720pに届かないため、HD解像度ではない。
監修・執筆者紹介

大久保 榮
元VTVジャパン株式会社 技術戦略アドバイザー 博士(工学,早稲田大学), IEEE Fellow